ウイルス感染が疑われるパソコンの症状とは?ウイルス感染の確認方法と対処法。
[掲載日]2018/10/25 1260 -

パソコンにセキュリティソフトを入れているからといって安心はできません。
日々、複雑化し、進化を続ける「ウイルス」を100%防ぐのは難しいからです。
「あなたのパソコンがウイルスに感染しました」というような不安を煽る警告画面で、不正なソフトウェアをインストールさせ、ウイルス感染させる詐欺広告の手口も悪質化し、被害も広まっています。
パソコンのウイルス感染が疑われる場合の症状、ウイルス感染しているのか確認できる方法、実際にウイルス感染してしまった時の対処法を紹介していきます。
パソコンのウイルス感染が疑われる場合の症状
パソコンの動作がおかしかったり、トラブルが多いと、ウイルス感染したのではないかと不安になりますよね。
次のような症状がある場合は要注意です。
- パソコンの動作が急に遅くなった
- 勝手に再起動を繰り返す
- インストールした覚えのないソフトが入っている
- ブラウザで最初に表示するページが変わっている
- ブラウザのブックマークやツールバーが変わっている
- 勝手にブラウザのウインドウが開く
- 見覚えのないファイルが増えていたり、消えている(移動している)ファイルがある
- ファイル・フォルダ名や拡張子などが変わっている
- ファイルやフォルダが開けない
- メールの管理画面にログインできない
- メールの送信フォルダに送った覚えのない送信履歴がある
- ネットショッピングや会員制サイトにログインできない
- エラーメールや、迷惑メールが大量に届く
- 通信や起動中でないのに、ネットワーク機器やハードディスクのアクセスランプが点滅する
ウイルス感染でなくても起こりうる症状もありますが、放置して取り返しがつかなくなってしまっては大変です。
最近ではユーザーに気づかれないように活動するウイルスも増加傾向にあるので、症状がいくつか重なっている場合は、ウイルス感染を疑ってパソコンを調べた方がよいでしょう。
パソコンがウイルス感染しているかどうか確認する方法
パソコンのウイルス感染が疑われる症状をチェックしてきましたが、実際にウイルスに感染したかを調べるにはどうしたらよいのでしょうか。
セキュリティソフトでウイルススキャンを実行する
既にパソコンにセキュリティソフトをインストールしてある場合は、セキュリティソフトのアイコンをクリックして、コンピュータ全体のウイルススキャンを実行することで、ウイルス感染しているかどうか確認することができます。
インストールしているセキュリティソフトや、パソコンの容量にもよりますが、スキャンが完了して結果が出るまで数時間かかる場合もあります。
ウイルスが検出された場合でも、セキュリティソフトの手順に従うことでウイルスを駆除できるので、落ち着いて対処しましょう。
Windows Updateを実行する
ウイルスは自分が駆除されるのを防ぐため、ウイルス対策ソフトのインストールやWindows Updateを実行しようとすると、その通信を妨害するという特徴があります。
普段は自動で更新されるWindows Updateですが、手動でWindows Updateを試してみることで、ウイルス感染しているかどうかを確認することもできます。
Windows Updateを実行できない場合は、ウイルスに感染している可能性が高いです。
スタート画面の「設定」⇒「更新とセキュリティ」⇒「Windows Update」⇒右側「更新プログラムのチェック」をクリックして少し待ちます。
更新プログラムのインストールが完了し「最新の状態です」と表示されればOK。
パソコンのアクセスランプを確認する
パソコンには、点灯したり点滅したりして、パソコンの状態を表す「アクセスランプ」がついています。
アクセスランプの点滅は、何かしらの処理を行っていることを示しています。
- パソコン起動時は点滅を繰り返すので、完全に起動してから確認する
- 何のアプリも立ち上げていない状態で確認する
この状態の時に、アクセスランプが点滅を繰り返す場合は、ウイルスに感染している可能性があるので要注意です。
ウイルスが、パソコン内のデータを勝手に書き換えていたり、外部へデータを送信し続けていたり、インターネットを介して他のパソコンにも侵入しようとしている可能性も考えられるからです。
パソコンがウイルス感染していた時の対処法
パソコンがウイルス感染していることが確認できたら、ウイルスの駆除を行います。
パソコンにセキュリティソフトをインストールしてある場合と、インストールしていない場合では、対処法が変わってきます。
パソコンにセキュリティソフトをインストールしてある場合
既にパソコンにセキュリティソフトをインストールしてある場合は、基本的にセキュリティソフトの指示に従えばOKです。
パソコンにセキュリティソフトをインストールしていない場合
ウイルス感染しているパソコンに、慌ててウイルス対策ソフトをインストールしても、パソコンを完全に直すことは難しいです。
まず、セキュリティソフトをインストールしようと思っても、正常にインストールが完了しないことが多々あります。
ウイルスは自分が駆除されるのを防ぐため、ウイルス対策ソフトのインストールを妨害するという特徴があるからです。
仮に、ウイルス対策ソフトのインストールが成功して、ウイルス駆除ができたとしても、ウイルスによって破壊されたシステムファイルは復元することが難しいです。
最終手段はパソコンの初期化
パソコンの初期化(リカバリー)には、パソコン購入時に添付されているリカバリーディスクと取扱説明書が必要になります。
初期化すると、すべてのデータが消え、パソコン購入時の状態に戻ってしまいますから、事前にデータのバックアップを取らなくてはなりません。
ただ、自分で作業を行う場合、バックアップを取るための外部記憶媒体もウイルス感染してしまう可能性があるので、パソコンの修理業者に相談する方が確実です。
パソコンのウイルス対策
インターネットを使用するということは、常にウイルスの脅威にさらされているということです。
パソコンをウイルス感染から守るために最も有効な方法は、やはり「セキュリティ対策ソフト」を導入すること。
ただし、ウイルス感染を心配するあまり、セキュリティ対策ソフトをあれもこれもといくつも導入するのは逆効果です。
同じ機能を持つセキュリティソフトを複数インストールすると、機能の競合が起き、パソコンに不具合が起きるからです。
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