スマホの調子がおかしい!これってウイルス感染?危険な症状をチェック。
[掲載日]2018/09/27 784 -

今や、小学生から持ち始める子が増えているスマートフォンですが、ウイルス対策は万全ですか?
いつでもどこでもインターネットを閲覧でき、好きなアプリを自由にダウンロードできるスマートフォンですから、ウイルスに感染するリスクも高くなっています。
ここでは、ウイルスに感染した時の危険な症状と、ウイルスが危険な理由をまとめていきます。
iPhoneよりAndroidの方がウイルス感染しやすいって本当?
iPhoneよりAndroidの方がウイルス感染しやすいという話を聞いたことがありませんか?
これは本当です。
Androidスマホを利用していて、セキュリティソフトを入れていない場合は、既にウイルス感染している可能性も考えられます。
なぜAndroidの方が危険なの?
iPhoneよりもAndroidの方がウイルス感染しやすい理由は、Androidのアプリを公開するときの審査基準がiPhoneよりも緩いからです。
そのため、危険な不正アプリが紛れ込んでいる可能性が高いのです。
- アプリの製作者や提供元がしっかりしているか必ず確認する
- 「Google play」以外のサイトからアプリのインストールは絶対にしない
スマホの調子がおかしい!これってウイルス感染?
実は、普通にスマホを使っているだけでは、ウイルス感染には気づかないケースも多いといいます。
スマホがウイルス感染したと誰にでもすぐにハッキリわかるのは、スマホをロックして使用不能にし、ロックの解除と引き換えにお金(身代金)を要求してくる「ランサムウェア」という悪質なウイルスくらいです。
サイバー犯罪者は、気づかれないようにウイルスを感染させ、ユーザーが気づかないのをいいことに裏で様々な犯行を行っているので、放っておくととても危険です。
ウイルス感染の可能性が高いスマホの症状をまとめました。
ウイルス感染の可能性が高いスマホの症状とは?
最近なんだかスマホの調子がおかしいなと感じている人は、次のような症状がないかチェックしてみてください。
- スマホが勝手に動いている気がする
- データ通信使用量の消費が明らかに増えた
- 入れた覚えのないアプリがインストールされている
- スマホのデータが勝手に消えてしまった
スマホが勝手に動いている気がする
操作していないのに勝手にカメラが起動しているようだ、かけた覚えのない発信履歴が残っているなど、スマホが勝手に動いている気がすると感じたことはありませんか?
こういう場合は、サイバー犯罪者によって遠隔操作されている可能性があります。
- カメラを勝手に起動させて盗撮されてしまう
- 電話を盗聴されてしまう
- メールやSNSでのメッセージを見られてしまう
- GPS機能をオンにしていれば、位置情報も知られてしまう
- 海外などの特定の電話番号に勝手に電話をかけられ、高額な通信料を請求されてしまう
- 有料サービスへ勝手に登録されるなどして、高額の料金を請求されてしまう
- 脅迫メール送信などの犯罪に利用されてしまう
データ通信使用量の消費が明らかに増えた
データ通信使用量の消費が明らかに増えた場合も、要注意です。
サイバー犯罪者が、スマホから様々なデータを盗み出しているかもしれません。
目には見えないバックグラウンドで、個人情報や通信データ、画像や動画などを勝手に外部へ送信し続けている可能性があります。
入れた覚えのないアプリがインストールされている
中国や台湾で発見された「YiSpecter」というウイルスでは、インストールした覚えのないアプリがスマホに入っていて、アプリ経由でのウイルス感染が確認されています。
普段からアプリはしっかり管理・整理しておくことが大切です。
スマホのデータが勝手に消えてしまった
メール、写真、動画、電話帳などのデータが、誤操作ではないのに勝手に消えている場合は、個人情報を盗まれている可能性があります。
自分の情報だけでなく、電話帳に登録してある人の個人情報もすべて盗まれてしまいます。
個人情報は、買い取る闇業者が存在しお金になるため、サイバー犯罪者のターゲットになっているのです。
クレジットカードや暗証番号などのデータを盗まれれば大変な被害になることが想像できますね。
ウイルス感染が原因ではないスマホの症状
スマホの不具合は、ウイルスとは関係なく起こる場合も多く、次のような症状の場合はウイルス感染の可能性は低いです。
- 「ウイルス感染しています」といった警告画面が出た
- スマホの動作不良
- 迷惑メール(スパムメール)が増えた
「ウイルス感染しています」といった警告画面が出た
インターネットを閲覧中に突然「ウイルス感染しています」といったような警告画面が表示されることがあります。
これらは、偽の警告画面(フェイクアラート)でユーザーを動揺させ、ウイルスを除去する方法として危険なサイトに誘導したり、特定のアプリをダウンロードさせることを目的とした詐欺広告です。
「ウイルス感染」以外にも「ご使用のバッテリーが損傷しました」「ハッキングされています」といったパターンもあり、さらに追い打ちをかけるように「このページを閉じると重大な障害が起きます」「今すぐ対処しなければすべての連絡先を失うことになります」などと不安を煽る文面であるのが特徴です。
落ち着いてタブやブラウザを閉じれば心配いりません。
スマホの動作不良
スマホの動作が遅くなった、フリーズが増えた、充電がすぐになくなる、再起動が頻繁に起きる・・・という症状もよく起こりますよね。
このような動作不良は、スマホの劣化や故障、複数のソフトやプログラムが起動していたり、スマホのデータ容量やキャッシュがいっぱいになっていることが原因である場合がほとんどです。
まずは、不要なファイルやキャッシュを削除してみましょう。
Androidのキャッシュデータを削除する方法
「設定」⇒「ストレージ」⇒「内部共有ストレージ」⇒「キャッシュデータ」の順にタップする。
「キャッシュデータを削除しますか?」というメッセージが出たら「OK」をタップする。
「設定」⇒「アプリ」をタップして、キャッシュデータを削除したいアプリを選択する。
「ストレージ」⇒「キャッシュを削除」をタップする。
迷惑メール(スパムメール)が増えた
登録した覚えのないメールマガジンや、迷惑メールが急に増えると「ウイルスに感染したのではないか」と不安になりますよね。
もちろん、自分のスマホのウイルス感染によってメールアドレスが流出したというケースも考えられますが、自分の連絡先を登録している誰かのスマホがウイルス感染したためにメールアドレスが流出した可能性もあり、必ずしも自分のスマホがウイルス感染したとはいいきれません。
サイバー犯罪者にとって、迷惑メール(スパムメール)はコストがかからず手軽にできる攻撃であるため、無差別にメールを送信している場合もありますし、サイトのサービスを利用するために自らメールアドレスを登録したことが原因である場合も実は多いです。
サイトの利用規約に「情報を関連会社に提供することがあります」などと書かれていることも少なくないからです。
気軽に登録したメールアドレスが、そのサービス以外の他の会社にも自動的に提供されるので、そこから覚えのないメールマガジンや、迷惑メールが届くということが起こります。
いずれにせよ、迷惑メール(スパムメール)は、不正サイトへの誘導、架空請求、ワンクリック詐欺、ウイルス感染などを目的に送信されてきますから、URLをクリックしたり、返信したり、添付資料を開いたりせず、無視するのが一番です。
ウイルス感染からスマホを守るために
ウイルス感染からスマホを守るためには、パソコンのように予防とセキュリティ対策は必須です。
もし、お使いのスマホでウイルス感染が心配な場合は、信頼できるセキュリティアプリでウイルススキャンしたり、メーカーに相談することをオススメします。